【世界に広がる日本文化・プラモデル編③】誰でも簡単に美しく!日本の職人技で日々進化


進化し続ける国産プラモ

プラモデルの話題に何度も登場する「ガンプラ」。人気を維持してきた最大の理由は、ファンの要望に応え、絶えず進化する精神です。設計者はガンダムのポーズをプラモデルで忠実に再現することを目指して改良を重ね、現在ではほぼ全てのポーズが可能なのだそう。そして、作り易さにもこだわりがあります。なんと、近年のガンプラは接着剤が不要! 部品をはめるだけで全て組み上がります。
また、設計者らが働く工場は、作品に描かれた基地をイメージして作られており、彼らは登場人物と同じユニフォームで作業をしているんです。遊び心を忘れず仕事する姿勢が、面白いアイデアを生み出す秘訣なのかもしれないですね。

ものづくり技術が凝縮

細かい部品を数多く使うプラモデル。接着剤を使わず、完成できるなんてすごいですよね。それを可能にしたのが、プラスチックを流し入れる金型。ここに職人の高度な技術が生きています。基本的に金型は機械で削って作られるのですが、細かい形状を表現できなかったり、傷ついたりして、完成したパーツ同士が噛み合わないことがあります。そこで熟練した職人が経験を基に顕微鏡を覗きながら100分の1ミリ単位で金型を調整。人の手を加えて完成させることで、完璧なパーツが仕上がっているのです。さらに、一度に4色の材料から部品を作る技術を世界で初めて開発。部品を細かく色分けすることで、難しい塗装作業なしで美しく仕上がるようになりました。まさに日本のものづくり技術が詰まっています。さまざまな観点からプラモデルを見てきました。日本の職人技や、細かい作業に長けた国民性が、プラモデルを進化させたのかもしれませんね。

超満員の「ガンプラ」づくり教室がスタート!

日本の技術力が宿ったガンプラを、より多くの外国人へ届けたい。弊社も今年1月、イーストビレッジ店でガンプラを作るラコミュニティーを発足しました。初回は、60人を超える人が集結。コーディネーターでGundamNYCのティム・マーティンさん(インスタグラムのアカウントは→@gundamnyc ハッシュタグは#projectnutypec)を中心に、20〜40代の男女がガンプラ作りに没頭しました。ちなみにティムさんは3万人以上のフィロワーを持つインフルエンサー。インスタグラムにはガンプラはもちろん、さまざまなプラモデルを紹介されているので、是非覗いてみてくださいね。(詳しい内容はブログで掲載しています)

弊社では今後も、NYでさまざまな日本文化を発信し、他国の文化と混ざり合い、進化していく様子を紹介してまいりますので楽しみにしていて下さいね!

写真撮影:Matthew Cohen

●「株式会社RESOBOX」はニューヨークを拠点に幅広い企業を対象にした海外進出支援サービスと、バラエティーに富んだ文化事業を展開しております。問い合わせなど、詳しくはHPをご覧ください→https://resocreate.com


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