【世界に広がる日本文化・プラモデル編①】海外市場でも人気! 累計40億個売れたガンプラの歴史に迫る


こんにちは。RESOBOX広報の末永です。皆さんは「プラモデル」と聞いて最初に何を思い浮かべますか? ガンダムのプラモデル「ガンプラ」という方が多いのでは。なぜならガンプラは、日本のプラモデル史上最大のヒット作! 「バンダイ」(静岡)が1980年に発売し、約30年間で4億個を販売した記録も打ち出しました。

プラモの基本 乗り物&キャラクター

そもそもプラモデルとは、プラスティックモデルキットを省略した言葉で「プラモ」とも呼ばれます。基本的にはプラスチック製の部品と説明書がセットになったキットを購入し、接着剤などを使いながら部品を組み立て、塗装して完成させます。種類は「スケールプラモデル」と「キャラクタープラモデル」の2つ。スケールプラモデルは、実在するものを縮小したもの。車や戦艦、飛行船などの乗り物と、城や世界遺産といった建築物が主です。キャラクタープラモデルはアニメや漫画のキャラクター、ガンダムのようなロボットなど実在しないものを指します。

発祥はイギリス その後欧米に普及

プラモデルは1936年にイギリスの会社が発売したのが始まりと言われています。イギリスの戦闘機や爆撃機が1/72スケールで販売され、シリーズ名は「ペンギン」と名付けられました。名前の由来は、飛べないプラモデルを、飛べない鳥であるペンギンになぞらえたそうです。
50年代に入ると米国や欧州で多くのメーカーが生産を始め、急速に普及。航空機以外に艦船、戦車、自動車なども少しずつ増え、60年代には各メーカーが数多くの名作キットを生み出す黄金時代となるのです。

初の日本産は1958年に誕生

日本には1950年代初頭に、在日米軍関係者によって持ち込まれました。その後、58年に玩具・模型メーカー「マルサン商店」が初の国産品を発売。最初のラインアップは「原子力潜水艦ノーチラス」「ダットサン1000セダン」など4種類。しかし当時は、輸入品も組み立て式プラスチックモデルも認知度は低く、あまり売れませんでした。問屋に卸す際には、複数の部品を梱包したパッケージに対し「なんだ、このクズは」と言われ、買い取りを拒否されたこともあったそう。
そこでマルサン商店はテレビで25分間の番組を放送し、毎週一つのキットを紹介するコーナーを設けました。すると知名度が急速に高まり、売れ行きも伸びたのだそうです。まさに広告効果ですね。こうして次第にプラモデルは、日本の国民に浸透していくことになるのです。続きは2回目で紹介しますのでお楽しみに。

写真撮影(メインと2枚目のガンプラの写真):Matthew Cohen(#projectnutype #gundamnyc)

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