沖縄産もずくをアメリカに輸出!元商社マン社長の挑戦③


前回の記事で、沖縄エクスカージョンズの護得久代表が沖縄の長寿の食文化に着目し、世界に広げることを目指しているとご紹介しました。数ある沖縄名産品の中で、世界進出の切り込み隊長として選ばれたのはどの食材だったのでしょうか?

もずくが伝える沖縄の食文化

もずくが沖縄食文化発信の代表選手として選ばれたのには、いくつかの理由がありました。まず、もずくはそのほとんどが沖縄で生産されていること。沖縄のその他の名産、例えば黒糖だとフィリピンやベトナムなど世界中で生産されていますし、紫芋をとってみても、世界には色々な種類の芋が存在し、ニューヨークのスーパーへ行けば日本人が見たことがない種類の芋がゴロゴロと並んでいます。世界進出を目指すには、競争力が高い独特なものでなければいけない。その点で、もずくのユニークさは理想的だったのです。乾燥した状態で取引されるもずくは非常に軽く、賞味期限が長いといった点も輸出には最適でした。

もずくの驚くべき栄養素

競争優位性と利便性だけではありません。もずくは肌に良いとされる豊富なミネラルの他、フコダインという非常に重要な成分が入っています。この作用は素晴らしく、研究結果によると抗がん作用、コレステロールを低減させる、花粉症などアレルギーを緩和させるなどが期待できるとのこと。(参考:内閣府認証 特定非営利活動法人 NPOフコダイン研究所)あらゆる病気に悩む人に効果的なだけでなく、育毛効果や肌の保湿作用、体重増加抑制作用など美容を気にする人にもうってつけとあって、そのターゲットは幅広く、可能性に溢れています。このフコダインを効率よく摂取できる代表的な食材こそがもずくなのです。

もずく酢だけではない、新たな食べ方を探して

我々日本人にとってもずくは、もずく酢として食べるイメージがあります。もずくは酢と一緒に頂くことでよりその栄養価を効率よく摂取できるので、理にかなった方法だと言えます。一方で、肝心なのはその味。外国人の中にはもずく酢のそのままの味を絶賛する人もいれば、その酸っぱさや食感が少し苦手だと感じる人もいるようです。いくらユニークで栄養価が高い食材でも、おいしいと感じてもらえなければ広がることは決してあり得ません。このため、護得久さんは自社の飲食店を使って、どのような味付けや調理法であれば受け入れられるのか、アメリカ人のお客様から意見をもらい改良を重ねているそうです。具体的には、もずくとパッションフルーツをあえるなど、既成概念にとらわれないレシピが次々誕生しています。

いよいよ、沖縄のもずくを世界へ

このように、外国人に人気の観光地であるという地の利を活かしてもずくのマーケティングリサーチを重ねてきた護得久さん。そしていざ世界進出をするにあたり、その第一歩としてニューヨークを選ばれました。その理由は次回の記事でご説明します。

●「株式会社RESOBOX」はニューヨークを拠点に幅広い企業を対象にした海外進出支援サービスと、バラエティーに富んだ文化事業を展開しております。問い合わせなど、詳しくはHPをご覧ください→https://resocreate.com