アメリカで多様に変化!ラーメンの可能性を追求! -②Sun noodle副社長、夘木健士郎さん編-


海外で挑戦する方々をRESOBOXスタッフがインタビューし、経験談やアドバイスを語っていただく「海外挑戦者シリーズ」。Sun noodleの2代目副社長、夘木健士郎(ウキ・ケンシロウ)さん、後編。ニューヨーク事業の立ち上げから新しい試みまでSun noodleが描く未来についてご紹介します。

アマチュア ラーメンシェフDavid Chan氏とのコラボラーメン
「ビーガンマッシュルーム パイタン」Instagram: @nichijou.ramen

Q.ニューヨークに進出しようと思ったきっかけは?

A.失落したブランドイメージの向上のため

僕らがハワイ、西海岸でビジネスの拡大ができた理由は、現地で商品の鮮度、品質に高い評価を受けていたからです。僕もそれを誇りに仕事をしてきました。ただニューヨークにビジネス(イベント)できた時、当時30件ほどあったラーメン屋さんを全て回った結果、Sun noodleに対するとても悪いイメージがあることがわかったのです。そこでサプライチェーンを辿ってみるとニューヨークに運ばれる頃には麺が崩れ本来の品質を保っていないと発覚(カルフォルニアから輸送されるため一度冷凍される)そんなイメージを払拭したいと純粋に思い帰路の飛行機に乗ってすぐ父にニューヨーク行きの許可をもらいたいとすぐにメール。2秒も経たずに許可の返信メールがきたことは今でも覚えています。

Q. ニューヨークの市場はどのうように開拓していったのでしょうか。

A.地道な営業で本来のブランドイメージ回復に成功

まずは気になった店のリストを作り、ロードアイランドからワシントンDCのエリアのラーメン屋を一軒一軒回りました。特に今後関係を築きたいと思ったお店はマンハッタンは週一、それ以外のエリアは隔週のペースで周りました。もちろんラーメン店にとって麺は重要な味の決め手。どのお店も麺は大切な店の味を決める一つなので特定のメーカーの商品を使用していました。そこを初めから崩そうとは考えず、ちょうど時期が夏だったこともあり「夏メニューの麺として使ってもらえないか」まずは味と品質を確かめてもらう手段をとりました。その当時は工場もなかったので一つ一つ自分で手作り麺を作り届けていました。こうして地道に営業していくうちにお客さんとの関係を構築。「シンプル・良質な材料で作られた生麺」であるという本来のブランドイメージに直すことができました。

Q.今後のターゲット層は?

A.本物を求めているシェフや料理好きなお客さん

アメリカでは、ラーメンは「インスタント麺」のイメージが強く「生麺」があるということを知っている人はまだ少ないのが現状です。私たちはソーシャルメディアなどを通じた情報発信だけではなく、消費者に対して知識の共有をするということも重要なマーケティング施策と考えています。その違いがあるということとその方法を様々な媒体を通じて(レストランとのコラボレーション、ラーメンキット、イベントなど)伝えています。これらの取り組みを重ね、ターゲットにリーチさせていきたいですね。

レストラン The Green PheasantでのPop- up イベントで提供されたトリュフ醤油 魚介つけ麺©️Joe Gomez

Q.今後の目標は?

A.いろんなラーメンの形があって良いということを伝えたい

今後の目標は、アメリカ人にもラーメンを「Comfort food(慣れ親しんだ食)」に感じてもらうこと。これは創業当時から掲げるミッションの一つです。実はラーメンはアメリカにも「ご当地ラーメン」があり。それぞれの土地で特色が反映されていたり、地元の素材を使用していたりしています。当社では昨今アメリカ版ご当地ラーメンマップを作り、形にとらわれずもっとラーメンを身近に感じてもらう活動を行なっています。今後もお客さんたちとともに様々な企画を通じてミッションを達成していきたいと思っています。

Ying Hua International School
Ying Hua International SchoolでSun noodleが行なった食育イベント