中小企業が海外展示会に参加するメリットと気を付けたい事とは


販路拡大やマーケティングリサーチのため、バイヤーが集まる大規模な展示会に参加するという方法があります。中小企業の場合、どのようなメリットと気を付けるべき事があるか詳しくご紹介します。

メリット① 効率的に多くのバイヤーと会える

ニューヨークでも、多くのバイヤーを集めた展示会がいくつかあります。企業にとっては複数のバイヤーと会話ができ、バイヤーにとっては、効率的に商品を見て回れる絶好の機会です。ここでしっかりと人脈を作り、販路拡大に繋げることは今後の現地売り上げのために極めて重要です。

メリット② 他社製品との比較ができる

日本に住んでいるとなかなか現地の競合企業商品に触れる機会はありませんが、展示会には通常多くの企業が参加しています。これらを見て回ることで、自社商品の強みや弱みは何なのか、どのような売り込みをすれば魅力的に映るのかなど、客観的な視点を得ることができます。自社ブースだけにとどまらず、ぜひ会場内を回って研究してみてください。

気を付けたいこと① コストが高くなりがち

多くの展示会は、参加費用が高額なことが多いです。さらに宿泊代や渡航費もかかります。もちろんたくさんのバイヤーと接触できるチャンスととらえれば、払う価値は充分にあります。ただし気を付けるべきは、海外進出は長期戦だということ。展示会の後もバイヤーと定期的にコンタクトをとり、投資し続けなければ、せっかく支払った費用がもったいなくなってしまいます。特に予算が限られがちな中小企業においては、一度の大きなチャンスに大金を投じるか、現地の協力企業などを使って長く少しずつ投資するかを戦略的に考える必要があります。

気を付けたいこと② 開催時期が限られる

これは展示会にもよりますが、地域や対象商品を絞ると開催が年に1、2回ということもあります。一番良いタイミングを逃さないように、出展したい展示会がいつ開催されているかを事前に確認しておきましょう。1か月など長い期間展示できるような機会があれば尚おススメです。

当日だけでなく事前・事後が肝

とにかく大切なのが事前準備と、事後フォロー。せっかく展示会に出展するのであれば、短時間でバイヤーの心をつかむ説明や目を引く展示ノウハウを研究しましょう。そして終了後もネットワークを維持するためにバイヤーに最新情報を送り続けるなどすれば、出展の効果を最大化できるはずです。

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