シラキ工芸・社長 入江朋臣さん編②若い力が生み出す八女提灯の新たなカタチ


「八女提灯」の製造元「シラキ工芸」(福岡県八女市)の社長、入江朋臣さんへのインタビュー。後編では、後継者不足に対する施策やユニークな商品が生まれる秘訣を教えていただきました。

Q・職人育成について詳しく教えてください。
A・若者を正社員として雇用 そして職人へ。  

伝統の技法に新しい技術を加え若い職人の育成を8年程前から始めてます。 出来高制の厳しさから、職人の後継者不足に悩みました。そこで若者を正社員で雇用し一から職人へと育成しようと決心。思いが高まり求人を出す前から「新工房」を建設してしまいました(笑)。

Q・制作時に大切にしていることは
A・伝統的な技術で今風に仕上げる

伝統的な技法やを守り続けることはもちろん大切ですが、現代に合った新しい形作りにも積極的にチャレンジしています。これまでにひょうたん形の提灯を発表しました。今はダルマ形に取り組んでいます。

新作・ダルマ形の提灯

Q・どのような職場ですか? 
A・斬新なアイデア歓迎、自らが考えて行動。

若い女性スタッフが多く、平均年齢は28歳という業界では異例の若さです。社員は言われた仕事をこなすのではなく、常に自分で考えることが求められる職場です。社員は自分のデザインをどんどんアウトプットしてもらいます。新人には自分でデザインを考え、それを商品に表現することで市場の感覚を掴んでもらっています。

Q・読者に伝えたいことは? 
A・吸収しても流されない。

新しいものを否定することが嫌いです。積極的に吸収しています。そして、その吸収した新しいものに流されない。そんな仕事を心掛けています。そうした先には未来があると信じています。 

シラキ工芸オフィシャルWEBサイト

記事の前編はこちらからご覧ください

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