ステイホームでぽっちゃりのアメリカ人へ、ヘルシーな日本食材を


COVID-19で生まれた新語「Quarantine15」(自宅隔離15)とは?!

コロナが猛威をふるい始め、10か月が経とうとしているアメリカ。多くの人が自宅勤務となり、外出も自粛を余儀なくされる状況で、多くの人が共通するある悩みを抱えています。それは、体重の増加。最近、COVID-19 を文字った、「Quarantine15」(自宅隔離15)という言葉がアメリカのメディアで取り上げられています。これは、ステイホームで体を動かさない生活が続く中、皆がそろって15パウンド(7キロ弱)の贅肉を付けたという国民の健康状態を揶揄しています。 外食を控える風潮の中で、必ずしも料理好きとはいえない国民性のアメリカ人も、多くの人が自炊に目を向けるようになりました。その中で、体重増加という悩みに対処すべく、今ヘルシーな料理で、普段の食生活を見直す人も増えています。

ヘルシーな和食 自宅で作るアメリカ人も増加

そこで、ヘルシーといえば、日本食。寿司はすでにアメリカの都市部では、多くの人の大好物というほど浸透しており、味噌汁や照り焼きチキン等もずいぶん前から一般化していますが、まだ日本食を自宅で調理する感覚はなかったのが現状です。しかし、この機に、ヘルシーなイメージの強い日本食材に挑戦してみる人も、少しずつ増えている印象があります。弊社のカルチャークラス部門で開催している、オンライン巻きずしクラスでは、平素は和食店によく寿司を食べに行くが、コロナで行けないので、自宅で作ってみようと思った、という参加者の声がよく聞かれます。近年、アジア系食材店ではないローカルスーパーマーケットの棚にも、醤油や味噌、豆腐などが並べられるようになりましたが、そのようなアメリカ人の需要を反映してか、中でも最近の醤油の品揃えの多さには驚かされるほど。オーソドックスなキッコーマンの醤油の他、減塩やたまり醤油も見られます。 

アメリカ向けのパッケージで販売されている味噌

ヘルシー思考の富裕層を中心に需要高まる

健康面から、日本の発酵食品が近年世界中で注目を集め始めていますが、弊社でも、発酵食品の啓蒙活動をしているニューヨーク最大のグループ「Cultures.Group 」とコラボレーションし、発酵食品の試食イベント等を開催してきました。このグループでは、現在も、オンラインで麹ケーキや酒粕パンなどのユニークなレシピを紹介したり、様々な発酵食品に関する専門的な内容のクラスを開講し、健康志向のニューヨーカーに認知されています。このような人々の層を土台として、まだ日本食材店以外にはあまり浸透していない塩麴等の調味料も、今後の可能性が伺えます。

NYのスーパーに並ぶ日本の調味料

肥満体型やジャンクフードのイメージが強いアメリカ人ですが、実は都市部のホワイトカラー(上位中産階級以上の層)の多くの人は、健康や食に対する意識が高いのです。そして、コロナによって生活スタイルがカロリー低消費生活へと変わり、「Quarantine15」を含めた影響を最も受けたのも、このホワイトカラー層。つまり、健康食材への関心が高く、新しいものや高価格のものを受け入れやすい層が、よりよい食生活に向けて模索しているこの時期は、日本食材の売り込みの門戸が開かれている時期と言えるでしょう。
コロナ菌が社会に落とした様々な病毒の中のひとつ、肥満が、アメリカ上層社会の問題となる中で、健康的な日本食材は、これまで以上にアメリカ人の食生活の救世主となるかもしれません。今こそ、アメリカ市場での日本食材を充実させるよい商機ではないでしょうか。

●「株式会社RESOBOX」の海外進出支援チームは、海外渡航が困難な日本企業や自治体からの声を受け、ニューヨークでの営業活動や商談を代行するサービスを以前より拡大して実施中です。興味のある方はメールで問い合わせください。また詳しい会社概要やこれまでの事例などはHPで紹介しておりますので、ぜひご覧ください。

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