金沢のがんもどき老舗 NY開催の来場者約1万人イベントで人気ランキング3位に!


おでんの定番具材「がんもどき」が、ニューヨークに進出していることをご存知ですか? しかも、来場者約1万人の野外イベント「Vegan Street Fair」で長蛇の行列を作り、出店した42店舗中、人気ランキング3位を獲得! 用意した約1200個が4時間で完売しました。このがんもどきを手掛けるのは、1923年創業の大豆の加工食品の製造販売の老舗・羽二重豆腐(石川県金沢市)さん。へルシーブームの米国にターゲットを絞り、2017年に海外進出を始められました。いくらブームだったからと言っても、NYで知名度の全くない「がんもどき」が、何故こんなにも人気を呼んだのか?と不思議ですよね。

ポイントは2つ。ニューヨーカーに響くネーミング&味

まずは「ネーミング」。出店された屋台の看板には大きく「TOFU NUGGETS(豆腐ナゲット)」と掲げられていました。皆さんもご存知の通り、がんもどきの主役はお豆腐。NYでも、ベジタリアンやヴィーガンの方を中心にヘルシー食材として知られています。既に認知されている食材を活用したネーミングを使うことで「お豆腐は知っているけど、ナゲットになったの? そんな新しいヘルシーフードがあるなら是非食べてみたい!」と、話題を呼んだという訳です。

米国市場向けに開発した味がヒット!

とはいえニューヨーカーに「美味しい」と感じてもらえないと、行列は続きませんよね。あの和食の王道の味が、NYで容易に受け入れられるものでしょうか…。答えは「NO」。ここにも秘密が隠されていました。購入した人の手元には、ピンポン玉程度の小粒のがんもどきに、カラフルなソースがかかった見たことのない新しいスタイルの商品が! お話を伺ってみると「がんもどき」に馴染みのない米国人が好みそうな調理法や味付けを、NY在住の日本人料理研究家と一緒に研究。米国市場向けに小型化し、具材は枝豆とレンコンの2種類をチョイス。ソースはインスタ映えも意識し「アボカドソース」「ヴィーガンチーズ」「トマト」「タルタル」の4種類を考案したそうです。カレーの具としても楽しんでもらおうと、がんもどきに合うタイ風グリーンカレーも創作し、提供されたとのことでした。

日本人も納得の美味しさに感激

実際に食べると、出汁の旨味がジュワ〜っと広がり激ウマ! 逆輸入して日本でも食べたい美味しさでした。メニュー開発は容易ではなく、試行錯誤したとのこと。例えば「ヴィーガンチーズソース」は、ジャガイモとニンジンを茹で、玉ねぎやオリーブオイル、にんにく、レモンなども加えて作るのだそう…。こだわりの強さに感激しました。

成功の鍵は徹底したリサーチと現地での協力者

海外進出を目指す企業が年々増えていますが、成功の鍵は、現地の人に本当に必要とされるスタイルをリサーチし、その国の文化に寄り添った商品を創出することです。今回紹介した羽二重豆腐さんの場合はネーミングや味を、米国人に合わせるなど工夫されていました。ここで大切なのは、インターネットなどで得た情報だけではなく、現地の協力者を見つけ、生の声をしっかりと反映させるということです。海外進出をお考えの企業様は、参考にしてみてくださいね。

「株式会社RESOBOX」はニューヨークを拠点に幅広い企業を対象にした海外進出支援サービスと、バラエティーに富んだ文化事業を展開しております。問い合わせなど、詳しくはHPをご覧くださいhttps://resocreate.com