【ニューヨーカーの食文化】ターキーを作ってみたら大失敗した3つの理由


ニューヨーカーのみならず、アメリカ人がホリデーシーズン(11月~12月)に食べる代表的なものとして、ターキーがあります。サンクスギビングデーやクリスマスに家族が集まり、ターキーを食べながら近況を報告しあうのです。筆者もアメリカで迎えた2度目のクリスマスの際、この慣習にならってターキーを焼いてみました。しかし色々な意味で大失敗しました。その理由をご紹介します。

準備不足だった

なにせ初めてのことですので、とりあえず大手オーガニックスーパーで「ホリデイターキーセット」なるものを予約。クリスマスの日の朝とりにいき、夜にかけて調理しようと開けてみたら、中身は冷凍ターキー。まずは巨大な肉の塊を解凍しなければいけなかったのです。さらにターキーを焼くための説明書きを読んでいくと、用意しなければいけない調理器具(オーブン用のトレイなど)が色々とあることが発覚。結局その日に作ることはあきらめ、翌日に延期しました。まったく違う文化の料理を作ろうとしているのに、セットを買えばなんとなく出来るはずだという思い込みによる大失敗ですね。ちなみにターキーを丸ごと焼けるように、アメリカの住宅に備え付けのオーブンは巨大なことが多いです。

ターキーが大きすぎた

一番小さいサイズのターキーでも6人前だったのでこちらを注文したのですが、この大きいこと。6人前どころか10人前くらいはありそうでした。まず完全に火を通すのも、そして切り分けるのも一苦労です。聞けばターキーを焼くのはお父さんの役目という家も結構あるそう。それほど力仕事なのです。そして当然、とても食べきれる量ではありません。食べ残してもそのまま冷蔵庫には入りませんから、冬といっても鮮度が心配でした。そもそも家族が集まるとき向けのパーティー料理を、大人二人だけで完食しようとしたのが大間違いでした…。

飽きてしまった

食べきれなかった分は仕方なく小分けにして冷蔵庫に入れ保存した結果、これだけで冷蔵庫の半分以上を占拠。クランベリーソースやラズベリーソースなどをつけて頂くのがスタンダードなのですが、すぐにこれらにも飽きてしまいました。結局シチューなど他の料理に作りかえて冷凍するなど、完食するのに一か月ほど費やしました。ターキー自体はホリデーシーズンだけの特別なものではなく、サンドイッチやサラダに入っているのが日常生活でも定番なのですが、しばらく見たくもなかったのは言うまでもありません。

知らないからこそ下調べと事前準備を

このように、我が家のターキーデビューは苦い思い出となりました。せっかくのアメリカ伝統料理を楽しめなかったのは、ひとえに筆者の文化への無理解と調査不足です。よく調べもしないで「なんとなくいけるのではないか」と見切り発車した結果です。日本企業の海外進出においても、違う国の文化に入り込むには、決して楽観視せず、入念な下準備が必要ということは共通しています。余談ですが、「日本人はクリスマスに某フライドチキンを食べるのが定番」というのは、欧米人に「なんで!?」と必ず良いリアクションをもらえる滑らない話ですので、よかったらいつか使ってみてください。